Monthly Archives: October 2013

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昨日横浜の新聞博物館での企画展の報道写真家、福島菊次郎さん92歳の写真展を見に行ってきた。 一昨日、日曜は最終日。天候はあいにくのドシャ降りの雨。 菊次郎さんのドキュメンタリー、‘ニッポンの嘘’は数ヶ月前に世田谷で見ているけど、写真の作品を直に見るのは初めて。 作品には菊次郎さん自身の手作りのキャプションが一点一点に着けるけられている。 中には修正液の上に手書きで書かれたものもあった。 その中でも目が釘付けになったのは冒頭の広島の被爆者に密着した最初のシリーズだ。 これは国が一般には見せたく無い写真だろうなと思った。 その被爆者の戦後の凄惨を極めた病と餓死寸前の困窮生活を直視した菊次郎さんの視線は写真家といった肩書きなど関係無く、 鬼気迫るものがあり、時に人間味のあるのだった。 そしてその被爆者の生活を最も凄惨に追いやっているものが同じ人、同じ被害を蒙った人。 であることが改めて現代の生活でも、隣り合わせにある不条理と重ねて見てしまった。 ‘おもてなし’、‘絆’の国が持ち合わす実像がそこにあった。 ここ数ヶ月、大阪でも戦争加害の展示物が撤去、広島の平和資料館の被爆人形が撤去決定。 先ほどニュースを見てると東京オリンピックでの国立競技場建替えにともない同敷地の学徒出陣の碑が撤去決定。 そのような碑があったことさえ知らなかったけど。VTRでは碑に集まる戦時学生時代だったお年寄りが千人規模くらいで集まる式典の模様など映し出されていた。 都合の悪いことは見ない。 臭いものには蓋をする傾向が著しく強いこの社会で菊次郎さんの生き方、写真に出会えたことは不幸中の幸いでもある。 Advertisements

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Autumn

The huge typhoon passed over Honshu main island in the mid this week. Apart of Oshima-island damaged seriously. A lot of houses were washed away and 16-17 people died by mudflow from the mountain side. The images of the disaster … Continue reading

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10月

さて書いたり、書かなかったり。 ここ数日真夏日より。東南アジアにいるみたいだ。 夜になってようやく気温が急に落ちつつある。 このブログも数日かかってしまった。 夏から諸々重なり、ようやくもう数週間経ってしまったけど1日だけ石巻と気仙沼に行くことが出来た。 気仙沼市ではその前の週から市街地に津波で打ち上げあられた第18共徳丸の大きな船体の解体が始まっていた。 東京から夜行バスで宮城県の沿岸主要都市へ行く夜行バスが運行しており、 新宿から石巻へ最初行くことにし、石巻からは沿岸沿いの交通を使って気仙沼まで北上することにした。 バスは行きも帰りも予約はほぼ満席。 当初JRの柳津から気仙沼まではバスでの代替運行になっていることに気がつかなかったが、 石巻からは前谷地で乗り換え柳津まで行くことになる。 あらかじめ時刻表を見ていったので、朝の各駅の接続は殆ど待ち時間を要さなかった。 石巻から鉄道は内陸に入るので調度米の収穫の時期で朝の光に輝く金色の田畑を見ることが出来た。 素人目で今年石巻周辺の米は豊作に見えた。 そこから、しばらくキーボードを打つ手が止まってしまう。 ツラツラト所感を書くべきか、手が止まってしまうのだ。 全てを失った状況は到底想像を超えている。 あえて想像できることは。 自分自身や周りの関係性も今も3.11で犠牲になられた人々の状況との境はないはずだ。 どんな人も想像も及ばない不条理と裏腹の上にそれぞれの営みを当たり前のように送っている。 人の生活というものはあらゆる要因や関係性が不可欠のように繫がり、なんてこともない平凡な生活に感じる日常が奇跡的に連続しているのもので。 それは掛け替えの無いものであり、微妙で儚くもある。 一度失ったものを取り戻すことは相当な困難を伴うだろうし、不可能であることの方が多いはずだ。 彼らの痕跡や今に思いを馳せるのは、 自分がその状況下になったときにどう対処するかといったことに思いを馳せることでもあり、 そういったことでも犠牲になった人たちに報いることの一つでもあるんではないだろうか。 ちょうど今日(昨日)は11日。 犠牲になった方々のご冥福と、今も困難の中にいる方々の一日も早い再建を祈って。

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